繰上返済手数料|ローンが残っている場合は、手数料が必要になる

繰上返済手数料

土地を売却する際には、抵当権を外す必要があります。なぜならば、抵当権がある土地だと、いつ差し押さえをされるかわからない状態なので、誰も買ってくれないからです。

この抵当権を外すためには、ローンの残債を一括支払いする必要があるのですが、その際に必要なのが「繰上返済手数料」です。

今回はそんな繰上返済手数料の解説をさせていただきます。

繰り上げ返済手数料とは

繰上返済手数料とは、その名の通り「ローンを繰り上げて支払いする時にかかる手数料」のことです。なお、売却の場合はあまり関係ありませんが、ローンの繰上返済には「期間短縮型」と「返済額減額型」の2種類があります。

期間短縮型とは

期間短縮型とは、その名の通り「繰上返済をしてローンの返済期間を短縮する」という方法です。

これは返済を早期に進めていきたい方に適している返済方法と言えます。

返済額減額型とは

もう一方の返済額減額型は「繰上返済をして、返済期間を変えずに月々の返済額を軽減する」という方法です。

一見するとローンを早く返せる「期間短縮型」の方がメリットが大きいように思いますが、下記のような人には「返済額減額型」がオススメといえます。

  • 将来収入が減少する可能性がある
  • 子供の支出など、月々の出費が今後増える可能性がある

この部分は人によってベストな選択肢が違いますので、十分に検討する必要があります。

なお、売却を行う場合であれば「期間短縮型」の一択といえます。

ちなみに、この繰り上げ返済の手数料は十数年前までは借り入れをしている金融機関によって金額が違うということはありませんでした。

例えば、住宅金融公庫のような公的融資の場合であれば、期間短縮型は「3,150円」・返済額軽減型が「5,250円」でした。

また、民間の銀行のローンの場合は21,000円~52,500円程度の手数料がかかるというのが一般的でした。しかし現在は金融機関によって手数料が大きく異なってきております。次はそんな金融機関ごとの違いを見ていきましょう。

繰り上げ返済手数料は各銀行によって違います。

先程も書いたように、以前は繰上返済手数料の違いは金融機関によって違うということはありませんでした。

しかし今は銀行一つをとっても、メガバンクからネットバンクまで多種多様な銀行が誕生しております。

その影響で金融機関による手数料の変動が起きているのですが、ここではいくつかの実例を紹介させていただきます。

三菱UFJ信託銀行の場合

三菱UFJ信託銀行の場合、全額繰上返済を行うのであればインターネットでは取扱をしておらず、必ず店舗に行く必要があります。

なお、変動金利と固定金利で手数料が違う理由は、将来的に貰える予定だった金利の損金を考慮してのことだと考えられます。

三井住友銀行の場合

三菱UFJ信託銀行の手数料
一部繰上返済 全額繰上返済
店頭 インターネットバンキング 店頭 インターネットバンキング
変動金利期間中 3,240円 無料 無料 お取り扱いしておりません
固定金利期間中 16,200円 無料 32,400円 お取り扱いしておりません
三井住友銀行の手数料
手続方法 全額繰上返済 一部繰上返済
インターネットバンキング 5,400円 無料
SMBCダイレクト 5,400円 無料
窓口:専用パソコン 10,800円 5,400円
窓口:書面 21,600円 16,200円

三井住友銀行で全額繰上返済を行う場合は、上記の金額となっています。窓口で手続きをするよりもインターネットで手続きをするほうが手数料が安く済みます。

ですので、どうしてもインターネットで手続きできない!という場合以外はダイレクトから手続きされることをオススメいたします。

なお、一部例外として「抵当権抹消書類が返済当日に必要」な場合は、取引店に連絡をした上で店頭窓口で手続きをするようにして下さい。(インターネットで手続きした場合は、書類発行まで1ヶ月程度かかります)

みずほ銀行の場合

みずほ銀行は全額繰上返済の場合の手数料に関して明言しているページはありませんでした。ですが、抵当権抹消書類を返済当日に欲しい場合は、完済日の2週間~3週間前までに取引点に連絡をする必要があります。

よって三井住友銀行での手続きよりも早めに動く必要があるといえます。

SMBC信託銀行(元シティバンク銀行)の場合

SMBC信託銀行で繰上返済を行う場合、期間短縮型を選択すれば「月3回まで」手数料無料で電話で繰上返済を行うことが出来ます。

なお、4回目以降は1回あたり5,000円の手数料がかかります。電話での返済ではなく店舗窓口での返済の場合も同じ手数料がかかりますので、かならず電話で行うようにしましょう。

ソニー銀行の場合

ソニー銀行の場合、サービスサイトである「MONEYKit」から全額繰上返済の手続きを取ることが出来ます。またこの繰り上げ返済に関する手数料は0円ということで、かなり良心的といえます。なお、手数料とは別に経過利息(直近の返済日翌日から完済日までの利息)はかかりますので、ご注意下さい。

以上、様々な銀行の繰上返済手数料を見てみました。

それぞれの銀行によって手数料がかかる・かからないや、抵当権抹消書類送付までの期間が異なりますので事前にしっかりと確認をした上で行動するようにしましょう。ちなみに、全額繰上返済を行うことで保証料が返ってくる銀行もあります。

銀行によってはローンの保証料が返ってきます。

銀行で住宅ローンを借りる際に「所定の保証会社」の保証が求められるケースが多くあります。これは万が一返済できなくなった際に本人に変わって返済をしてもらうためです。

この会社に払う保証料を一括で払うか、毎月の金利に上乗せで払うかを申込時に決めます。

このときに一括支払いを選択しておくと、今回のように全額繰上返済をした際に「保証会社手数料」と「振込手数料」を引いた残りの金額を払い戻ししてくれるという流れになります。

よって、自分の銀行はどうなのか確かめた上で、返ってくるようであればそれも計算に入れて返済を行うようにしましょう。

まとめ

以上、繰上げ手数料の説明と幾つかの銀行の実際の手数料をまとめさせていただきました。

先程も書いたように、銀行によって繰上返済のやり方や抵当権抹消書類がいつ届くか、当日もらうためには何日前から準備する必要があるかといった点が変わってきます。

今からでは間に合わない!とならないように、余裕を持ったスケジュールで動くようにしましょう。

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